KANAME さろん
草野陶房 現の証拠
土のように地味であるか
火のようにうまそうか
円のなかに小粋はあるか
を念頭にふだん使いの食器作りを中心に陶芸活動をされている河北徹さんと
いう方がいらっしゃいます。河北さんの窯「現の証拠」は、久留米市内草野の、
春には山肌が萌え、初夏には螢が乱舞、耳納の山々から発した清冷の水が流れる
発心川の側にあります。河北さんは、昭和三十四年生まれ。
二十二歳の時大宰府に窯を持つ義兄に弟子入りし、十二年の修行を経て平成六年に
独立し、草野の地に草野陶房現の証拠」を開窯されました。作品は日常食器が中心で、
料理をひきたて本当に美味そうに見せられるものをと心くだかれています。
実際にその作品はやわらかい色合いで、見るものの心を和ませ、料理との相性もよさそうです。
河北さん自身も「良い食器を作る、それだけ」と小さな食器に、法外な値をつけることもなく、
芸術家の精神性を口にすることもなく、個性と美しさのある食器作りを誠実に実現されています。
詳しいお問い合わせは
郵便番号 839-0835
久留米市草野町草野821-2 地図
草野陶房 『現の証拠』 河北 徹
0942-47-5903
水曜定休(祝祭日はのぞく)